自分用の書き留めでもあるので長くなるが悪しからず。
発表時間は質問込みでQTTF2017が20分、Tokyo-Beijingが40分と倍違うのだが、Tokyo-Beijingでは25分くらいの内容にして欲しい(発表中に自由に質問・議論をしてトータルで40分になるだろう)ということだったので、2件ともほぼ同じ話をする予定で、とにかく1件目のQTTFのことだけ考えて準備をした。
発表準備については、物理学会の口頭発表の時と変わらない。まず1枚1分を目処にパワポでスライドを作りながら、喋る内容を並行してWordで書き留めていく。実験データを全部見せたり理論的な解析手法の詳細を述べている時間は無いので、伝わるようにしつつ制限する。とりあえず完成というところで、ボス含め関係者にお願いして発表を見てもらい、コメントをいただく。それを反映して修正した後、原稿は頭に入れて、時間を測りながらスクリーンとプロジェクターとポインターを使って練習をする。補足スライドも数枚作る。途中で詰まったりすることがなくなってからさらに通しで5回。
なにせ、僕は初めてのことをするときの緊張がひどいである。どうにかなるだろう、という楽観的な気持ちになれない。緊張の元になる懸念事項は質問対応で、今回の場合、どちらの発表でも途中に質問が自由に飛んでくるスタイルなのでさらに恐ろしい。経験上、練習を繰り返せば徐々に緊張が和らいでいくのだが、質問対応の恐ろしさでずっとビビっていた。
で、QTTFにてとにかく発表をしたのだが、途中で質問どころか反論が入り、それにまともに回答することができなかった。まずそのコメント(反論)で言われている物理的な現象の詳細を知らなかったということ、そして、そのコメントが続いている中、後半に行くにつれて何を言っているか聞き取れなかったこともあり、全く質問に対する回答になっていなかった。えーちょっと待って下さい一旦考えますから、など言えないのが口頭発表であり、やられっぱなしであっという間に発表が終わってしまった。
発表終了後、コメントを頂いた方々ともう一度議論をし直したが、指摘された点は確かに問題のある点であり、落ち着いて考察しないといけないし、発表時に主張したことも整理してもう少し細かい議論を丁寧に述べるべきだった。めちゃくちゃ怖かったが、建設的な現場だった。
あと、どうも答えに窮して壇上で笑っていたようで、発表を見ていた研究室の方から「笑ってごまかしているように見えるので気を付けた方がいい」との指摘を受けた。おっしゃる通りですね。
そういう厳しい指摘もありつつ、面白かったというコメントを一応頂けたり、発表後に発表内容について話をしてくれる方もいて、それがせめてもの救いだった。あと、Bloch研の人にドンマイみたいな感じでめっちゃ慰められた。
これが1件目。
Tokyo-Beijing Workshopでは、その指摘の点を丁寧に説明することを目標に発表をした。40分の発表というと、大抵皆さん2つくらいの研究内容を話されるのだが、僕には手元に1つの研究内容しかないので、理解してもらえるよう言葉を尽くして丁寧に話すしかないのである。やはりQTTFと同様の質問が来たが、なんとか説明をして(それでも説明にしんどさが残るのが良くないのだが)、なんとかかんとかやり切った(2件目の説明の雑さ!)。質問は沢山頂き、ある程度興味を持って聞いていただいたような気がする。
とにかく、今回の2件の発表で分かった大切な点は、発表内容以前に研究内容をしっかり組み上げること、その場でちゃんと議論ができるくらい知識と理解を深めること、あとリスニングスキルとスピーキングスキルは上げた方がいいということだ。
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