2016年3月27日日曜日

僕にはやっぱり「モネ展」より「PATinKyoto」だった(2)

モネ展に行った僕

モネ展に行きました。
見た。
若いころの作品から、晩年の作品まで。
《印象 日の出》は3月21日までだったので無かったけど、睡蓮とか見た。
年を重ねるにしたがって変わる筆のタッチとか見た。

結果、やっぱり、まあ、別にって感じやった。

どうか、読者の皆様は気を悪くしないでいただきたい。
モネの絵を見て心を動かされる多くの方を否定しているわけではないことを理解していただきたい。
これは、好みの問題だから。
人それぞれだから。

別にって思ったということは、言い換えると、僕がこういう人間だということが分かったということ。
圧倒的成長だ。

PATinKyotoで心拍数が上がる僕

その後、物足りなさを感じた僕は同じ建物で開かれている
「第2回 PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2016」
というのにも行った。
“版画”とあるので、図工の時間にやったような、古くから続く彫刻刀で彫るやつを思い浮かべたが、
もっと広い言葉のようで、“刷られたもの”のことらしい。
英語で言うと"printmaking"。
看板?がこれ。
トミタホイホイ

あーこれ、好きなやつや。
古いどころかビンビンに最先端の勢いが伺えたので、行ってみることにした。

普通に壁に飾りたいな、と思わせるきれいな作品もあったし、
あんまり長くは見ていたくないな、と思わせる(褒め言葉です)ものもあった。
PCのスクリーンやテレビ上ではなく、でっかく刷られたときに現れる冴えた色と形の主張。
構造色のような、見たことのない印刷方法。
プロジェクターで投影されてるのも、ある意味スクリーンへの印刷なのかな?
いろいろ考えながら観ることができた。

こいつら何やってんだ、どういう神経でこんなものを堂々と展示できるんだ?っていう
足元が覚束なくなるような、ギャップ。
自分の表現方法はこれだーー、っていう作品を通して感じる作者の煩さ。
これが好きなんだよね。
そうそう、こっちのほうが好き。
と興奮気味に満足。

今後も、ここに出展していた作者たちの作品と出会うことがあるかもしれないと思い、図録も買っといた。図録は1000円。安い。
ちなみに入場料は、モネ展に行った半券を提示すると大学生500円が300円になった。安い。

結局、対比的に自分の好みを再認識することとなった展示だった。
気になる方はHPなどを見てみると良いかも。

まとめ

色々考えましたが、色々考えたりせず、今後は面白そうなやつに行こうと思いました。

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