ホワイトボード用のペンがよくかすれて(ん~...)となることがある。
というかむしろ、濃くしっかりとした字が書けたときに(あたりー)と思うくらいである。
なぜインクが満足にでないペンが量産されるのかを考えてみると、だいたい行きつくのが、
(ホワイトボードにインクがのったらすぐ揮発して固まるんやし、ペンのフタあけっぱなしでしばらくするとペン先のインクも固まるんやろな。んで書きにくくなるんやろな。)
という考えである。インク切れかというと寿命が早すぎる気がするし。
とかいう疑問から、今日はホワイトボードのペンについて書くことにしよう。
ホワイトボードのペンのインクは、速乾に加え、ホワイトボード消しで消えるものでなければならない。これは他のインクにはないと思う。なんだろうなこれ。少し調べ学習をしてみると登場したのがこのページである。
日本筆記具工業会 お役立ち情報 マーキングペン編 ホワイトボードマーカーのページ
http://www.jwima.org/markingpen/05markingpen_%20wb/05-1markingpen.html
どうやらインクには「剥離剤」が入っており、書いた後ホワイトボード表面とインクの間に剥離剤の層ができるためホワイトボード消しで消すとすぐインクがはぎ取られるそうだ。(詳しくはこのページを見てください。)
それにしてもこのページ、超わかりやすい!結構マニアックなことまで図を交えて載っていてとても楽しい!!!コンテンツも豊富!!!
的なノリで読んでいくと、「ホワイトボードマーカーは横置き保管」という項目に面白いことが書いてあった。縦置き保管ではインク中の顔料分が下に沈んでしまいインクの色が薄くなったりペン先の目詰まりが起こるために横置きが望ましいそうだ。そのためペン後端部は立てられないように丸くなっている、とのこと。
え?そうなん?
ほんまやん。丸いやん。こちらはホワイトボードのペン界でかなり幅をきかせているPILOTのペンである。この主張しすぎることのない丸み。でも、この丸みのせいで全然立たない。おしいところで、やっぱり立たない。これは一度やってみてほしい。いい感じに立たない。さすがである。
こちらはキャップのほう。後端よりもさらに控えめにふくらみがある。たぶん1mmいってない。こいつのせいで、やっぱり立たなかった。いい感じに立ちそうで、わずかに重心はキャップの円上に無い、といった感じで倒れる。やりおる。これもぜひ一度やってみてほしい。
でも、キャップの方はなんで後端みたいに丸っこくせずにこんなにささやかなのか。
「俺は、自立する!!」
そういうことである。うまく作ってあるなあ。
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