2018年10月26日金曜日

第3回『大型書店の本棚全部見る』(2)

前回は、「俺ら全然進んでへんやんけ問題」について書き記しているうちに長くなってしまったのであった。前回の続きで、第3回のレビューします。

過去の記事はこちら
第1回『大型書店の本棚全部見る』

第2回までの進捗はこちら。

7F 児童 学参 語学
6F 洋書 理工 医学
~~~~↑ここまで見た↑~~~~
5F 芸術 人文
4F コンピュータ 社会
3F 地図 実用
2F 文庫 新書 文芸
1F 新刊・話題書 雑誌
B1F コミック


第3回は5階の人文コーナーから。歴史からだ。

歴史については書店での出来事と、その後ぐるぐる考えていたことを書き留めることにしよう。


歴史



前回も書いたのだが、僕は昔からどうも歴史という科目への興味が薄い。学校で苦手科目だったというほどではないしテストの点は悪くなかったが、積極的に学びたいという興味がなく、日々「坂本龍馬持ち上げられすぎでは???」と思いながら、ロマンも感じずにこの歳になった。

ただ、これまでこの本屋企画を通して、あらゆる分野に対する好奇心を発現しているので
、「今回ついに歴史にも興味が持てるのかもしれない!」という期待があった。願わくば的な。あわよくば的な。

しかし、期待は打ち砕かれた。実際に、まず日本の歴史のコーナーで平安京とか戦国武将とかいろいろとトピックや年代ごとに書籍が並んでいるのだが、残念なことに興味が湧かない。自分がこれほどまでに歴史にワクワクしないということ自体に、軽く絶望した(※1)。そんな僕はひとり皆から離れて、唯一興味がある20世紀以降のコーナーにいた(みんなごめんな)。

(※1 最近では最早「”興味”とは何か」ということを考えている。この問題提起ができたことは非常に大きな収穫である。)

20世紀が気になるのは、単純に今現在と近いからである。それほど遠くない過去だから、現在とのつながりを感じつつ自然と興味が発生する。第二次世界大戦、とりわけ太平洋戦争とは一体何だったのだろうか、ということはその中でも個人的に昔からのテーマであり、今回もいくつか本を買った。分かりやすい入門書として『オールカラーでわかりやすい!太平洋戦争』を購入。オールカラーでわかりやすい。『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』は、1941年12月8日という1日に限定して当時の著名人の日記や回想を集めた非常に目新しい試みの本で、戦争へと突入していった当時の生々しい空気を感じることができる興味深い文集。購入。

歴史コーナー全体を振り返えると、やっぱり「興味が無かった」というのが全体を通しての率直な感想だった。上で書いたように個別の興味はあるが、歴史というコーナーで見れば、うーん…といったところ。ただ、これもまた重要な知見である。もう少し落ち着いて考えてみよう。

まず、歴史のコーナーでついていけなくなったのは確かだが、「20世紀」と的を絞ればいろいろと気になることがある。たとえば太平洋戦争なら戦中、戦後の日本の発展、また太平洋戦争に至るまでの日本の様子をさかのぼっていけばいずれ19世紀にまで手が届くし、そうこうしているうちに当初の興味よりも広く知ることができる。世界史でも宗教を軸にして、宗教改革あたりがアツいよね、など。何かを軸となるテーマがあれば、おのずと手が広がる。そうそう、だからね、「○○の歴史」という形であれば問題ないんだ。とりあえず仮にそういうことにして話を進める。

そうすると、昔から僕の興味が湧かなかったのは、学校の教科書に載っている形での「歴史」なのかもしれない。日本史なら日本の歴史、世界史なら世界の歴史の全体を総ざらいするから、かもしれない。教科書には豊臣秀吉が出てくるけど、豊臣秀吉とか興味ない。

じゃあスルーしておけばいい。それでいい。それより、自分でテーマを見つけて、そのテーマについての歴史をたどればいい。大戦とか、宗教とか。そもそも、歴史というのはえげつなく膨大で「歴史が好きか」どうかという問いは、問いが広すぎて僕には扱いきれない。だから「日本史のおさらい」とか「世界史がわかる」みたいな全体を俯瞰した本を読んでもパッとしないのは当然だ。おお、思考が深まっている。

この一連の自己正当化のようにも見える思考もしくは自分の姿勢の解釈によって、歴史というジャンルに対する向き合い方を見出したことにしておこう:
1.学校の教科書のような歴史の「全体の」流れは別に興味なくていいことにする
2.気になるトピックについて「○○の歴史」という形で(知りたいときに)知ることにする
3.こんな感じで生きていれば勝手に全体の流れのことも分かってくる、と信じることにする

そして最近、自分の興味のある物事についての年表を書くことを始めた。これなら非常に面白い。機動戦士ガンダムの放送は1979年。フランソワ喫茶室は1934年創業。世阿弥が風姿花伝を書いたのが1400年。芸術とか科学とかサブカルとか、Google Spreadsheet上で自分の興味のあることだけ年表を書いて、興味のあること同士の前後関係、同時代の出来事を比較し、過去を見ていく。この年表作成によって、おのずと各年代に対するピントが合ってくるだろう。ここに記したようなことを足掛かりにして、また適宜、軌道修正をしよう。

本屋企画によって得た学びを書くことがこのブログの目的だったので(そんなこといつ言ったのだろうか)、レビューというより自分語りになってしまったが、それで良い。


続きは「第3回『大型書店の本棚全部見る』(3)」に持ち越し。
第3回『大型書店の本棚全部見る』(3)

それでは。

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