2018年2月28日水曜日

近況33

農学部のハウス
春めいてきている。空気がいい感じだ。匂いがいい。花粉の匂いかもしれない。雨が降るとアスファルトからアスファルトの匂いがして、それも好きだ。1月には近況を書かなかった。2月頭になって慌てて近況を書いたので、前回の近況は1月分だったということで。今月2回目の近況です。


進路で悩んでいる。ドクターを取った後の。海外学振の書類提出の締め切りを考えると、そろそろ時期的にヤバい、うだうだとしていられないのだが、色々考えるにつけ、漠然とした不安感から胸がきゅるきゅるする。こんなのでこの先やっていけるのだろうか、と考えてしまう。こんなの、というのは自分の持っている能力だったり実績だったりのことだ。そんなことを言ってもしょうがない、という模範的な回答をする自分と、でもなぁと嘆くビビっている自分が居る。結局、問題は自分が行動するかどうかということなのだ。今日はボスに相談に乗ってもらった。ありがたい。


そういうことを考えたりもしながら、普通の研究も粛々とやっている。光学系の設計をすると、光学系の知識の無さに気付く。最近は、収差についてちゃんとお勉強しようということで本を借りて読んだりした。後輩の指導をしていると、中途半端な説明をするわけにもいかないので気が引き締まる。収差については、久保田広「光学」(岩波オンデマンドブックス)にかなり詳しく載っている。第Ⅰ篇「光学系の基礎理論」だけでも、第1章「結像の理論」のあと、第2章「色収差論」第3章「収差概論」第4章「収差各論」第5章「収差特論」が載っており、その後も引き続き永遠に収差のことが書いてある。怖い。異常に詳しい、異常に述べている本に出会うと、その力の入れ具合に恐れおののいてしまう。そんな本に出会えるとラッキーだ。


最近あまり散歩をしていない。どうしてだろう、と思い土日を振り返ってみると人と会ったり研究室に来ていたりしていたようだ。やることが溜まっており、人が少ない研究室は作業が捗るので土日のどっちかは研究室にいた。夕方まで作業をして、その後同期と夕食に行ったりして、そこでどうでもいい話題やどうでもよくない話題で盛り上がるのが楽しい。僕は人に話したい話題が偏っていると思う。だから、僕の好きな物事について話しても引かれないということがある程度保証されていると機嫌よく話すことができるのだが、その保証が無いと、あまり元気に話したりできない。内心引いているかもしれないが、それでも話を聞いてくれる同期がいることは、とても喜ばしい。


最近ツイッターのフォロワーが増えたことを前回の近況にも書いたが、結果的にこのブログのアクセス数も増えた。もし、この偏った話題のブログを楽しんでくれている人がいれば、これからも読んで欲しい。というかアレですよ、twitterのいいねとか、コメントとか、そういうやつ!2018年の目標は「承認欲求を飼い慣らす」だから!

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