2016年8月23日火曜日

近況18


考えてみたら、水をストローで飲む経験って、無いよね。
あらゆる冷たい飲み物をストローで飲むけれど、冷水はストローで飲んだこと無かった。
先日、たまたま水をコップに注いでストローで飲んでみて、このことに気づき驚いた。
無味だけど、新鮮味があって、良いよ。

近況です。


ICAP2016の感想
7月末は韓国で開かれた国際会議(ICAP2016)に参加した。
講演を聞くのと、ポスター発表。
講演は、量子計算、量子シミュレーション、時計などなじみのものから、微細構造定数とか電気双極子モーメントとかダークマターとか標準模型越えちゃう系物理まで、かなり幅広い。
atomic physicsと呼ばれる分野がカバーする範囲の広さを再認識。
講演中、そのスピーカーの研究室のメンバーや共同研究者の紹介があることが多いのだが、欧米の名だたる研究室にはかなりの割合で1人か2人中国の学生・ポスドクがいるようで、中国の勢いを感じた。

ポスター発表では、ありがたいことに僕のポスターを見に来てくれる人がいてとても安心した。
ただ、相手がどのくらい自分の研究分野に近いかを判断できず、つまり、どのくらい突っ込んだ話をしてよいかわからず、苦労した。
とにかくアウトラインと重要な部分を伝えて質問を受けてそれに答える、と言った感じ。
まあそれでよいのかもしれないが、細かい解析や数値計算結果について話したり、深い議論をすることがほぼ無かったのが残念なところ。
事前に準備もできるので、研究内容のことなら日常会話に比べれば多少流暢に話せるが、まだまだ思ったことを満足に伝えるには程遠い英語力だし。
とはいいつつ(?)、何ともありがたいことに、Student Poster Awardを受賞することができた。
驚きである。素直にうれしい。

次に英語で色々としゃべらないといけないのは、沖縄のOISTで開かれるサマースクール。
もう少しすんなり話せるようにして、突っ込んだ議論がしたい。


余暇
最近は、また本を読むのが中心の余暇。
ユリイカから「ダダ・シュルレアリスムの21世紀」という特集号が出ていたので買ったが、かなり読みにくい。
このあたりの芸術運動の専門家・研究者20人くらいによる評論の集まりなのだが、分野外の一般の人である僕にとっては何を語っているのかほとんど分からない。
この分野が、ソーカル事件みたいに、僕がそれっぽく書いてみても評価されるような世界でなければいいのだが。
「こういう良くわかんない文章を読んでる俺・・・!」みたいに気取らないよう注意したい。
落ち着いて、ちまちま読もう。

あとは、このあたりの時代の事をあまり理解できていないので、20世紀以降の世界史のお勉強。
参考にしているのは、「もういちど読む 山川世界現代史」と「最速で身につく世界史」。
昔から歴史に興味が無かったのだが、ようやく能動的に歴史を勉強している。
依然として、これ以前の時代の歴史には興味が湧いていない。
「24のキーワード」でまるわかり!  最速で身につく世界史
角田陽一郎
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もういちど読む山川世界現代史
木谷 勤
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(面倒くさがって、本のリンクは載せてません。あとで載せます。)
(→2016/9/25更新  載せました。)

告知
7月30日31日に鳥人間コンテストに行ってきました。
(実は僕は、学部のときは人力飛行機を作っていたのでした(今はOB)。知ってたかな?)
8月31日よる7:00から読売テレビにて放送!
みんな見てね!
浜辺からプラットホーム(飛行機が飛ぶところ)に向かって機体を動かしている途中。場所は琵琶湖です。


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