2014年9月1日月曜日

森博嗣

これはもう、森博嗣氏のことを知らない人はごめんなさいという感じの文章である。


先日、森氏のS&Mシリーズがドラマ化されるとの発表があった。
おそらくS&Mシリーズを読んだことがあったうえでその知らせを聞いた方々には衝撃を与えたに違いない。
その知らせを聞いた方々は、犀川先生と西之園氏と、もはや各人の心の中で神格化された真賀田女史像が、果たしてどう描かれるのかと、いろいろ考えをめぐらされたことだろう。
実際僕も、もう居ても立ってもいられない気持ちになった(実際には立っていた)。

S&Mシリーズを読んだのは中学のころだった。
父の本棚に森氏の「すべてがFになる」と「冷たい密室と博士たち」と「まどろみ消去」があった。
なんとなく手に取ったのだろうか、たぶん「冷たい密室と博士たち」を初めに読んだんだったと思う。
父は大学の後輩として森氏を知っているらしく、そういうわけで数冊読んだのだそうだ。
(父の名前と同一の名前が短編に登場した時があって、それを父に見せたところ、その中に出てくる別の人物の名前にも心当たりがある(友人の名前)とのことで、いいなーと思った。)
かくして読み始めた森氏の本だったが、その後どっぷりはまってしばらく買っては読み買っては読みを続けていた。
振り返ってみても、犀川先生は自分の人格形成に多大な影響を与えたのではないかと思っているし、そういう人がちょいちょいいると信じている。

ブログも読んでた(今も読んでいる)し、緑と黄色の柱でできた森氏のガレージの天井の構造がきれいだったので、その模型を作ったりもした(はまるベクトルが違う?)。
別のシリーズやエッセイ、新書も読んでいた。

しばらくして、少し読まない期間が出来たせいで、
「シリーズものなのに記憶があいまいになってしまったせいで伏線を回収できなかったらどうしよう」
という思いから、シリーズを読むのをやめてしまった。
高校の途中のころだ。
だから、講談社だとGシリーズの途中で止まっている。

最近になって、思い出したようにシリーズではない本を買っては読んでいる。
もうなんかいっぱい読んでない本が出ているようで、そろそろ伏線がどうとか気にせずに読んでみようかとも思う。
先は長そうだが。



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