以下の文章は、2018年5月中旬に書きかけて放置していたものである。近況は月に一度書いておくつもりだったのだが。6月の近況報告である「近況36」を書くにあたり、5月の書きかけ「近況35」をそっと放流することにした。
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研究について。
これからやることを明確にしてみると、やったことの無いことが非常に多く、こんなことができるのだろうかと不安になる。どんな実験系でもそうだろうが、作業には様々なスキルが要求される。電気回路やデータ解析などのスキルに加えて、冷却原子実験の場合だとレーザーの作成とか真空装置などのスキルが求められる。スキルとは、何かに対する知識と経験が一体化した結果、自力でそれを行うことができる力、といったところだろうか。もちろん最初は何のスキルもないのだから、一つ一つ知っている人に教えてもらいつつ実践したり勉強したりしながら習得する。最近だと、装置冷却用の水の配管の仕方を教えてもらい、スキルを習得した。
研究室に入ってもう5年目に突入するわけで、いろいろとスキルが身についていると言いたいところだが、恥ずかしいことに未だ一人でできないことが沢山ある。もうすぐ真空作業をするのだが、部分的にしか触ったことがない。実際に手を動かしたことがない部分について詳細を具体的にイメージできていないことが、漠然と不安感を生む。仕方がないのだが研究において、漠然とした不安と共生することはつきものなのだろう。
海外学振は受入研究室とやり取りをしてみた結果うまくいかず、書類提出はできなかった。自分の実績などいろいろと挙げる点はあるが、やはり最も良くなかったのは行動が遅かったことで、しっかりと余裕を持って話を進めておくべきであった。落ち着いて考えることにする。
最近は、一時に比べて(一時っていつやねん)書籍を読む量が増えた。簡単に読めるほんと簡単に読めない本を適当に混ぜながら読んでいる。知識を得ない本を読むのは気が楽だ。本当に、何をもってリフレッシュしているのだろか。
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