近況２７

最近は食堂が閉まっている。お盆休みだ。基本的に食堂でご飯を食べている僕にとっては面倒な期間である。北部食堂が営業を再開するのは17日(木)からで、それまでの期間はなんとか別の形で食事をしなければならない。今日は何を食べようか、あそこは遠いし、最近出費が、もしくは自炊か、自炊は手間が、などと考えながら適当にやり過ごしている。こういったことを何も考えずに、短時間で提供され、安く、バランスのとれた食事をとることができる食堂というシステムのありがたさを噛みしめている。

お盆休みなのだから、少しくらいお金を気にせず時間も気にせず食べればいいのではないかと思われるかもしれないが、特に普段と変わらず研究室に出てきて色々とやることを進めている。むしろ1月前よりもタスクが多く、忙しい。

忙しいなんて言っているが、そのような時間など努力次第でいくらでも捻出できるのではないか、というのは最もなのだが、他のことに考えを巡らせるのが面倒になったり、他のことをする優先順位を下げるのがよかろう、という気持ちが働いてしまうのが、すなわち「忙しい」という感覚なのではないだろうか。
でも今、ゼロでない時間をかけてこのブログを書いているわけで...。


前置きが長くなった。デスクワークの後なので手の動き（タイピングの調子）が滑らかだから。

最近ようやく論文のreferee reportが返ってきて、再投稿に向けた作業を進めている。初めての作業なので、どのくらい時間がかかるか読めない。締切もあるし、後になって慌てないように毎日時間を取っている。ちゃんと考えないといけないコメント、すぐ対応できるコメントに分けた後、後者を片付けつつ、前者に対する文章を考えている。難しい。論文についてはもうひとつ、最近arXivに挙がっていた論文中でreferされた、ということがあり、読んでいる人がいるのだ、と嬉しさを感じた。何というか、読み手がいるということを実感する。読み手がいるという実感は活力になる。このブログもそうだけど。

論文の作業もあるが、実験も進めている。後輩の発表が近づいてきており、なんとかデータをとりたいので。とはいえ僕はあまりがっつり実験に参加するわけではなく、朝少し早めに来て、基本的なセットアップを済ませるだけ。レーザーを立ち上げて原子を出し、BECが見えるまで進めて、分光をして共鳴周波数を確認して、あとはよろしく、とバトンタッチする。このくらいが体力的に無理のないところ。


こんな感じなので、寝る前にちょっと本を読んだり、あと自宅で映画を観たりするのが最近の娯楽。いい加減ギリシャ神話を、ということで（？）ギリシャ神話を読んだりしている。いい加減ギリシャ神話を、とはどういうことかというと、何かとギリシャ神話がベースになっている物事が多い世の中で、そういう背景を知らないで過ごすのはもったいないよね、いい加減知ってもいいよねっていうこと。多分しばらくしたらまた、ギリシャ神話どうでもいいんじゃね？という気分になるはずなので、冷める前に。流石によく聞く名前がたくさん出てきて楽しい（こなみかん）。詳しく書いても長くなるし、娯楽について詳しく書くのは今月はいいや（えーい）。


9月末と10月頭には口頭発表があって、その準備もどこかで始めないといけない。そうすると、つまり10月まで気が抜けないのである。とか書いちゃうと本当に気が抜けなくて疲れるので良くないな。10月までほどほどに過ごそう。

さて、今日の晩御飯はどうしたらいいんだ。食堂は営業してないし...。

鳥人間コンテストを覗きに行った後、琵琶湖の中の島、竹生島に向かう遊覧船。鳥人間コンテストの放送は8/23(水)19時から。

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