2017年5月6日土曜日

草間彌生展「わが永遠の魂」

先日、国立新美術館で開かれている草間彌生展「わが永遠の魂」に行ってきた。
公式ページはこちらだが、全力の草間彌生と目が合うので大画面で開くときには覚悟しよう)

以下、ちょっと感想(展覧会の内容に触れます)。

凄い。
作品から放たれるエネルギーがとにかく凄いのよ。
「凄い」って、単に程度が甚だしい以上に、「凄みがある」みたいに、恐ろしさを感じさせる、ぞっとさせるみたいな意味がある(はずだ)けれど、そういう意味での凄い。
作品を見ている人の目を見開かさせて、なんじゃこりゃ、って思わせる「凄み」がある。
そういう意味で、「凄い」という感想がぴったりだ。
ー完ー

もうちょっとちゃんと書こう...。

入場してからいくつか作品を見つつ順路を進んでいくと、パッと視界が開けて広いスペースに着くんだけど、その広間の壁4面にびっしり作品が敷き詰めるように並んでいる。
この展覧会のメインともいえる作品群「わが永遠の魂」だ。
一枚およそ2m四方の正方形の作品が、100枚以上びっしりと4面に敷き詰めるように展示されている大パノラマ。
撮影できます。記者会見ばりにパシャパシャ音がする。
異常な数。
サイケデリックな色と模様が放つエネルギー。
この作品から出てるエネルギーで日本の電力賄えるで。
展示の仕方もうまくて、この部屋まで来て景色が開けた瞬間、ぶをぉぉっと鳥肌が立つような気分にさせる。
この部屋に立っただけで、本当に来てよかったと思った。

その広間からさらに順路が続いていって、一通り作品を見ることになる。
この調子で各作品にコメントをつけることは避けるが、どれも圧倒的だ。
水玉の模様が、色とかサイズとか密度によって、ポップでハッピーな柄のようになったり、未来的でスタイリッシュになったり、おどろおどろしい斑点のようになったりする。
単純な構造でありながら幅広い表現。

はるか昔、草間彌生の展覧会に行ってきた父親が「草間彌生はすごい」と語っていたのを思い出した。
確かにその通りだったよ、お父さん。

とにかく作品のエネルギーに圧倒されるし、とにかく楽しめる。
これは連日込むわけだ。

というわけで、草間芸術ここにあり。
5月22日までやっているのでまだ間に合うよ。

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