2016年9月25日日曜日

近況19-2

近況19の続き。
研究関係以外の事。


また映画を観た。
押井守作品の中で、まだ観ていなかったやつ。
『アヴァロン』『機動警察パトレイバー the Movie』『機動警察パトレイバー 2 the Movie』、あと『天使のたまご』。
特に、パトレイバーは面白かったなあ。
1も面白いが、2がすごい。
しっかりしたストーリーの上に、迫力と緊張感のあるアクションシーンと、メッセージ性の強いごついセリフとがあって、かなり満足度が高い。
特に気に入ったのは、中盤で荒川と後藤が「戦争と平和」について話すシーン。
映像としてはいわゆるダレ場的な感じで、そのせいで余計に言葉にぐっと集中してしまった。
あの会話だけでも、この映画を観る価値がある。

この荒川と後藤の会話のシーンを観たことで、平和とか戦争とかについてまともに考えたことが無かったことを認識。
そもそも戦争とは何か?
どういう思想や経緯で戦争が始まるのか?
国防とは、軍事とは何か?
僕は何も知らない。
戦争の悲惨さがどうこう、とかについては小学校の頃から教わってきたが、そういうことをいくら知ったところで、考えるときに論理を組み立てるパーツにはならないのでここでは無視。

いまさらと思われるかもしれないが、最近の隣国の状況や、それを踏まえて集団的自衛権についても芋づる式に興味がわいた。
世界現代史を勉強し始めたこと、スマホにニュースアプリを入れたことも相まって発生した興味かもしれない。
そうそう、パトレイバーを観る前に、押井氏の著作『コミュニケーションは、要らない』を読んだことも大きな影響を与えた。
こんなタイトルにもかかわらず、原発、核、国防や戦争について、押井氏の意見がやたらと書いてあるのだ。

今のところ、上記のことについて何の考えも持っていないし、早急に意見を持つのも安いし、数か月単位の考え事かなあ。
(もしくはすぐに興味が失せてしまうかも・・・)

政治について、感情論で意見を持つことは嫌いだ。
だからこれまでずっと、「あまり詳しくないので分かりません」って感じだったのだが、
これはもしや、人生初の政治的意見を持つことになるかも???


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