2015年1月21日水曜日

スイスデザイン展


さくっと書くよ、スイスデザイン展に行って来た話を。自分の中で大好評企画、「ライブ遠征で関東行くときは午前に展覧会に行く」シリーズ第2弾であるところの、スイスデザイン展に行って来た話を。(ちなみに第1弾は昨年花澤さんのライブに行ったときの午前に六本木ヒルズのアンディ・ウォーホル展に行ったやつ。その時のことを書いたはず、と思って見返したが、書いてなかった。

関東遠征なので、適当に関東で面白そうな展覧会ないかな、と思って調べたらヒットしたのが、スイスデザイン展。
ほう、 スイス、 デザイン、 展。 間違いなさそうだ。決定。


展示内容を細かく語るのはネタバレになるので避けます。その代わり、だいたいの雰囲気と感想を。

デザイン展、なので、デザインされた物が展示されている。スイスでデザインされた物が展示されている。デザインされたものというのは、芸術、アートとは全然違って、作品が”対人間(たいにんげん)”なのだ。実際に世界中で多くの人に使われている、多くの人の目を引きとめた、多くの人が身に付けた作品が展示されている。

とにかく、いちいち展示品が魅力的だし欲しくなるものばかりだった(この時点ですでに、言葉での表現に挫折しかかっている)。それらは展示されるためにあるものではなくて、生活の中に存在するもの。それがまた、”対人間”での姿を想像させ、わくわくさせる。人を引きつける吸引力と機能美がある。例えば吸引力でいえば、過去の何かの展覧会のポスターが展示されていたりして、「(それだけでも威力がある)目を引く配色と図柄を、Helveticaの凛とした文字列がまとめきって、”カーンと冴えかえっていた”」みたいな印象を一瞬にして与えてくるやつらがずらずらいる。これはポスターの真髄だわ、みたいな。広告、製品、建築、いろいろあって、かなりテンションが上がって、「ははーん!」とか小声で言いながらにこにこ(にやにや)しながら見ていた。

このテンションの上がりようと、その文章による表現の空回り具合が伝わったであろうか。とにかくすごいよかったの。

これを見たことを忘れるのはもったいないな、と思いながら見ていたのもあり、帰る前にショップで図録を購入。「図録に載ってる写真≠本物」のとき、例えば一点物の絵画や美術品の展覧会では、図録を買おうとは思わなかったが、「デザインは情報が作品やん」、と思えるので図録を購入。ライブ会場に行くまでに眺めていたのであった。


スイスの家具メーカー、USM modular furnitureのモジュラーパーツ。
中央に見える球状のパーツには6つ穴があいていて、棒状のパーツどうしを結合できる。
棒を枠として、右上右下左下にはさらに白い面のパーツがはめ込まれている。
こうして自在に棚を組むことができるようだ。
(写真撮影OKの作品です。)

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